追記:コメントいただきましたように公式でLinuxをサポートしたChrome版LINEがリリースされています!https://chrome.google.com/webstore/detail/line/menkifleemblimdogmoihpfopnplikdeChromeをお使いの方はこれを使うのが確実でしょう。pidginで使いたい方は以下を参照してください。
日本人のスマホユーザーの多くが使っているであろうお馴染みのチャットサービスのLINEですが、PC版には残念ながらLinux版がありません。ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
なのでLinuxでLINEをしようと思ったらWindows版をWineで動かすのが普通です。
しかし、最新バージョンではWineでは動かなくなってきているそうです。
一年くらい前までにはLINEのWeb版があってブラウザからできたんですがそれもとっくの昔に提供終了して・・・ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
誰かLINEのプロトコル解析してLinuxネイティブなクライアント作ってないかな・・・と思ったらありました!!!感謝!!!
https://github.com/mvirkkunen/purple-line/こちらに移動しました→http://altrepo.eu/git/purple-line
pidginのプラグインです。(pidginはWinとLinuxや各種Unixで使えるインスタントメッセンジャー)
早速インストール
まず必要なライブラリーを揃えます。
必要なのはapache thrift(ライブラリー&コンパイラ)とlibpurpleです。boostも必要なようです。
Ubuntuではlibpurpleはapt-get install libpurple0 libpurple-dev libpurple-binで入れました。
この記事を書いた2014年3月ではthriftの方はUbuntuではaptで入れるとうまくいかなかったのでソースから入れました。(ソースからmakeするほうが望ましいようです。)c++向けのライブラリーがビルドされる必要があります。参考ページ(英語)(←古いページかもしれません。)
2015年6月でのarch linuxではpacman -S pidgin libpurple thrift boost で揃いました。(boostが入ってなかったので、thriftはpacmanから入れても大丈夫のようです。)
次にpurple-lineのコンパイルをします。
上記ページからgit cloneするなりして展開します。
git clone http://altrepo.eu/git/purple-line.git
次に展開したディレクトリーに移動してそのままmakeコマンドを叩けばいけるはず。(エラーが出たらその都度足りないものをインストールしていきます。)
無事コンパイルできたらsudo make installすればインストールされます。自分のホームディレクトリにインストールしたい場合は(sudoつけずに)make user-installすればホームディレクトリ下のプラグインのディレクトリーにコピーされます。(以前はmake installでホームディレクトリにインストールされましたが今は普通に(システム全体に)インストールされるようです。)
thriftのライブラリーを読み込んでくれないことがあるのでsudo ldconfigも忘れずに
使う
あとはpidginをたちあげたらアカウントを追加する画面にLINEの項目があるのでユーザー名とパスワードの欄にメールアドレスとパスワードを入力すれば使えます。初回ログインの時に認証番号が表示されますが、スマホのLINEにそれを入力したらログインできます。
まあまあ使えます。
これでLinuxユーザーの方もチャットサービスのほぼデファクトスタンダードに参加できずにハブられる心配もないですね!
公式にLInux対応しないかな・・・(‘A`)
追記:ネイティブアプリではないですが公式のChrome版LINEはLinuxで使えます!